マイトレーヤの出現で世界はどう変わるのか? ―生活様式の変化―
簡素な生活様式
私たちは、ずっと簡素な生活様式に入るでしょう。すべての人間が生きるために、私たちはもっと簡素に生活しなければならないことを、マイトレーヤは示されるでしょう。それをなし遂げると、今度は比較的短期間に、ハイアラキーが保管している科学によって、物質的な豊かさのあふれる時期に入ります。なぜなら、それまでに私たちは法に従った生き方を学ぶでしょうから。
今日、私たちは物質主義に完全に拘束されています。すべてのものを、“もっと、もっと”と欲するシステムの中での成長が目標になっています。しかし私たちはもっと簡素に生きることを学ばねばなりません。ということは、産業的見地から見れば安定した国家経済と呼ばれる状態に入ることであり、私たちに必要なものだけを生産するのです。生産を必要なものだけに留め、産業の成長は過去のものになるでしょう。
しかも、覚者方が、私たちに使い方を示して下さる新しい科学によって、人間を機械的な仕事の必要から開放してくれる機械を製造できるようになり、人間は、自己のエネルギーを真の創造性へ向ける自由を手に入れるでしょう。
仕事と余暇
近い将来人々の主な関心事は、余暇(レジャー)の問題になるでしょう。来たるべき時代には、徐々に(一夜のうちに起こるのではなく、やがて)今日人類がたずさわっている仕事の代わりができる機械を、人間は造り出すでしょう。そして、人類は余暇をもち、その機会に、自己の内的特性を探究し、自分が本当に何であるかを知り、己が素晴らしい神聖なる存在であることを悟り、そして、その特性を具現するようになるでしょう。
現在、殆どの人々は、自分と家族を養うお金を稼ぐために働きます。世界の大多数の人々は、人間の本性や、創造性に何の関係もないまったくやりきれない機械的な仕事をしています。強いられた活動からの解放、不足からの解放、飢えからの解放、己の本性を探究する自由、創造する自由、これらを今日ほんの少数の人々しか知りません。
将来は、仕事の性質が変わります。特に西洋の産業国においては、自分たちの築き上げた機械文明に片寄らず、もっと簡素な生き方を学ばねばならないでしょう。私たちがもっと少ない物質で、より簡素に、より幸せに、今より一層幸せに生きられることを、マイトレーヤと覚者方は示されるのです。しかし、必需品は美しいものでしょう。それらは、必要性があり、その背後には、人間の創造性があってはじめて作られるものでしょう。まったく異なった態度で人は仕事に接するようになるでしょう。
新しい科学技術(テクノロジー)
私たちが分かち合いの原則を受入れ、その過程が実際に世界で実施される時、新しいテクノロジーの贈り物が与えられるでしょう。とはいえ、器具とその説明書が与えられるのではなく、このテクノロジーをいかにして創造するかの秘訣が与えられるのです。それを進歩的な科学者たちが発展させるでしょう。
将来開発される新しいテクノロジーに常温核融合があります。近い将来、常温核融合が地球のエネルギーの必要のかなりの割合を生み出すようになるでしょう。しかしその後にもう一つの、マイトレーヤが光のテクノロジーと呼ぶものが紹介され、それが私たちすべての必要を満たすエネルギーを無尽蔵に提供するでしょう。私たちは核兵器によって世界を破滅の危険にさらしています。核分裂は原子エネルギーを取り出す最も危険な方法です。それと同じエネルギーが太陽から流入しています。光のテクノロジーは太陽からのエネルギーを直接利用するでしょう。それは医学にも応用され、遺伝子工学の発達とともに、必要に応じて肉体に新しい器官を創造できるようになるでしょう。
環境問題
私たちは核分裂によるエネルギー供給の方法を縮小しなければなりません。マイトレーヤが助言される最初の事項の一つは、現在の世界にあるすべての核分裂原子炉を即刻閉鎖することでしょう。それらは主要で致命的な汚染源です。
覚者方は、温室効果や大気汚染、核放射能の影響さえも中和できるテクノロジーを持っておられます。人類は昔の原始的な時代に戻る必要はありません。私たちは、これまでに発明されたあらゆるテクノロジーとともに、豊かな、バランスの取れた、現代的な生活様式を送ることができるでしょう。今の私たちには想像することもできないテクノロジーの青写真が与えられるでしょう。いかなる国家も一国でこのテクノロジーの統制権を握ることはできません。それは国連を通してのみ運営され得る、地球規模のテクノロジーです。
教育
人間のために必要な教育制度は、人間は魂であり、肉体人間(パーソナリティー)としてこの三次元世界に現されているという内的真理の上に築かれねばなりません。
教育はこの真理に適合しなければなりません。時代遅れの機械にしか合わない歯車としてしか役に立たないような情報で子供の頭脳を一杯にしてはなりません。子供の低位のマインド、具体的な知力を集中的に発達させ完成することと同時に、瞑想を通して頭脳と魂との間に光の導管(アンタカラーナ)をつくることに、大きな関心が寄せられるでしょう。このようにして客観的及び主観的に人生に対する均衡の取れたアプローチが、しっかりと心に植え付けられるでしょう。
普遍的な観念や歴史の教えが、国際的な認識と市民性の成長を促します。他人の福利に対する個人的責任の自覚、及び愛の本性を強めることが、教育への新しいアプローチの一番目になるでしょう。
芸術の開花
現代の芸術は社会全体としての崩壊過程を反映しなければならず、現在の崩れゆく文明の窮状をいくぶん分かち合っていると言ってもよいでしょう。他の時代と同様に今日も偉大な芸術家が生まれ、仕事をしていますが、芸術の素晴らしい開花を見るにふさわしい条件は、まだありません。
しかし将来人々はより多くの余暇を持つようになり、内在する才能や技術の開発を通して、現在は想像もできないような形で人間の創造性が解放されるでしょう。これが私たちの生活の中における再生を導くでしょう。すべての者が各人の生活においてまったく異なったかたちで創造的になるでしょう。
また来世紀の初めに転生してくる偉大な芸術的才能を備えた人々によって、私たちの生活にこれまでに見られなかったような調和と美がもたらされるでしょう。将来のその時の芸術に比べると、ミラノの大寺院でさえ子供の積み木に等しいとジュアル・クール覚者は述べています。将来芸術の偉大な開花があることは疑いないでしょう。
死に対する人間の態度
人間は死ぬと永遠に消滅してしまうという考えを持ち、自己の正体が抹殺されてしまうという感覚が、人に恐怖を抱かせるのです。人間の本質は、意識は、永遠の「存在」であり、死によってくぐり抜ける門の向こう側では、新しい、より澄んだ光の中に立ち、自己の正体がまさにもっと大いなるものであることに気づき、以前肉体の次元で知っていた人々と出会い、彼がそれまで気づいていなかった己のより高度な「存在」にだんだん気づいていくことを知れば、死に対してもっと異なった態度で接するでしょう。
誕生の経験に比べると、人間がこの世界から去ることは、まったく苦痛のないものであり得るし、またそうあるべきです。しかしこれを知るものは誰もいません。だから苦痛があるのです。来たるべき時代には、覚者方とその弟子たちが、私たちが死と呼ぶ経験について本当のことを明かされるでしょう。そして人は、その時が来るのを、安らぎと、希望に満ちて待つようになり、ついに人は死の恐怖を克服するでしょう。肉体が役に立たなくなった時、人は喜んでそれを明け渡し、地に還元させるでしょう。死とは、根本的には返還です。転生の法則に従って、人は魂の目的をさらに遂行するために、再びこの物質界に戻って来るでしょう。
家庭生活
人類に関する限り、家族は社会の基本的な単位であり、家族なしですますことはできません。赤ん坊は家族の中で見守られ、そして母親は育てはぐくむのです。家族の単位は保持されます。しかし、家族の単位は、もっと広いグループまたは共同体の関係の中で保つことができることが明らかにされるでしょう。家族の崩壊ではなく、家族単位の延長です。核家族の孤立は人工的なもので、今日の分裂した文明によってもたらされたものです。人間の間に協力が存在し、共同体がより成長すると、自動的に、家族の単位は保証されたまま、互いに関連しあった家族単位の成長が見られるでしょう。それから、グループや共同体の成長が起こり、人類全体が一つのグループ、一つの共同体になる時が来るでしょう。
人口問題の解決
主要な問題は貧困にあります。人口問題を生み出しているのは第三世界の貧困なのです。先進国では一家族当たりの子供の数は平均2、3人ですが、開発途上国では平均5、6人、時には12人から14人の子供を持っています。それは貧しい国々の人々にとっては子供たちが老後の安全の保証であり、できるだけ多くの子供を持つ必要があるからです。 人口増加の主要な変化は世界資源の分かち合いの結果として生じるでしょう。分かち合いの原則が実施され、第三世界の人々が将来に対する安全と保証が得られるようになれば、一世代の間にも世界人口は劇的に減少するでしょう。この惑星の生態系の平衡と人類の健全な生活水準の目標を達成すれば、この惑星はおよそ30〜35億の人口を楽に養うことができるのです。


